2011年 06月29日
6月26日のご案内
広島県の古保利薬師奉賛会38名の皆様を観世音寺境内・宝蔵、
戒壇院にご案内しました。

観世音寺の梵鐘前にて
台風5号の余波で大雨を心配していましたが、曇り空で一安心。
時間通りに到着され、「下松の所では大雨でしたよ」との声に
皆さんがホッとされた様子が窺えました。

観世音寺の講堂にて
今日のお客様は仏像を勉強されている方々だと聞いていました
ので1時間のうち境内と宝蔵を半々でご案内の時間配分に
しました。

戒壇院にて
宝蔵では私たち解説員も誇りに思っている重要文化財の仏様と
対面して頂きました。皆さんの熱意が伝わり、私も心地よい
緊張の中でご案内をさせて頂きました。

解説員:山本呈子
観世音寺宝蔵
この宝蔵は正倉院風の外観を持った鉄筋コンクリート造で
昭和34(1959)年に、国、福岡県、筑紫観世音寺重要文化財
保存会の三者の協力のもとに新しく建設されました。
かつて講堂や金堂に林立していた仏像をはじめ、獅子や舞
楽面を含めて現在21点の重要文化財が納められています。

2011年 06月24日
6月22日のご案内
梅雨空の元、今日は福岡市の飯倉小学校の6年生75名が
バスで太宰府の史跡見学に来られました。
9時30分の到着予定が9時5分頃には到着されましたので
いつも早目に待機している私たちですが、少々慌てて
しまいました。
8班に分かれ、各班毎に解説員が付いて政庁跡・大宰府展示館
から観世音寺・戒壇院までをご案内しました。
解説員:野中、山崎重、井土、尋木、矢野、山田、松尾、冨田

政庁跡の礎石を見て「うわ~!!ほんものだぁ」
観世音寺の梵鐘を見て「これ 本物ですか?」
「うわ~大きいな~。重さはどのくらい?」など
たくさん質問がありました。



<解説員富田さんの感想>
飯倉小学校の生徒さんたちは行儀が良く、私語もあまりせずに
熱心にメモを取る様子に、感心しました。
最後の方は疲れてきたのか、あまりメモを取らなくなりましたが
かえって子どもらしさを感じ、安心しました。

<今日の反省>
生徒さんたちは1冊の資料を持っていました。後でちょっと
見せてもらうと 案内しなかった万葉の歌碑の項目が入って
いたり、クイズ形式で、「これは何でしょう?」という項目が
入っていました。今日の太宰府見学は私達の説明を聞いたり
質問をして、子どもたち自身が答えを出すようになっていた
ようです。答えを先に教えてしまったことを後悔しました。
大宰府政庁跡
「都府楼跡」の名で親しまれている大宰府政庁跡は九州全体を
治める役所「大宰府」があったところです。7世紀の後半から
奈良・平安時代を通じて九州を治め、我が国の西の守りとして
防衛を、外国との交渉の窓口として重要な役割を果たしてきま
した。現在も立派な礎石が残っています。
2011年 06月16日
6月14日
私たち解説員は、大宰府展示館内の展示解説も行っています。
今日来られた方はこの頃福岡に引っ越してきたばかりで
地元のことがよく分からなくて…とのこと。

こちらの説明にも熱心に耳を傾けられ
太宰府の歴史の豊かさを楽しんでもらいました。

解説員:山崎俊治
梅雨空もと、政庁跡の紫陽花が色鮮やかに咲いています。
池には蓮の花も…


政庁跡から歩いて5分ほどの処にある戒壇院の菩提樹の花が
ちょうど見頃で境内に入るとさわやかな香りが漂ってきました。
お隣の観世音寺の菖蒲も満開で、カメラを抱えた人達を沢山
見かけました。

※私たち解説員は展示館に当番を決めて待機し
来館者の方に展示解説をしています。
また来館者の希望によっては館外をご案内することもあります。
どうぞお気軽に展示館にお立ち寄り下さい。