2011年 11月01日
太宰府検定への道 第1回 政庁跡・観世音寺コース
平成24年5月19日(土)に実施する「太宰府検定」にむけて
史跡地を歩きながら、太宰府の歴史・史跡・伝説などを学ぶ
講座が「太宰府検定への道」です。
第1回の10月29日(土)は大宰府政庁跡・大宰府展示館~
武藤資頼・資能の墓~学校院~戒壇院~観世音寺のコースを
歩きました。担当解説員:井土善博
武藤資頼(むとうすけより)・資能(すけよし)の墓
武藤氏は鎌倉時代の武将で、大宰少弐を世襲したことから
少弐氏を名乗りました。武藤資頼は源頼朝の命を受けて鎮
西奉行として大宰府に下り、豊前・筑前・肥前・対馬の守
護職を兼ねました。
資能は資頼の子で、文永11年の元寇のとき現地総司令官と
して日本軍の先頭に立って元軍を撃退しました。
塼(せん)
歴史の散歩道(太宰府天満宮~水城跡)には50m間隔で
学校院跡から出土した「塼」の「蓮華唐花文様」を象った
敷石が埋め込まれています。
戒壇院
戒壇院は、天平宝字5年(761年)、西海道諸国の僧尼の受戒
場(正式な戒律を授けられて正式に僧や尼となる場所)とし
て観世音寺に置かれたのが始まりとされています。
観世音寺で伽藍について説明
観世音寺には五重塔、講堂、金堂、大門、中門などがあり
さらに西に戒壇院、東に菩薩院を配した伽藍がありました。
国宝の梵鐘の前で説明
観世音寺の鐘は日本の音風景百選のひとつに認定されて
います。
参加者の皆さんは小雨の降る中、とても熱心に解説を
聞いておられました。