ボランティア活動

協会で活動している3つのボランティアを紹介します

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万葉植栽ボランティア
「ゆづるはの会」

太宰府市には市域面積の約17パーセントを占める貴重な史跡地がありますが、公有化されたものの未整備のままの状態の土地に、ゴミが放置されるなどの事態が生じたこともありました。そこで、その史跡地を有効に活用し、また歴史の散歩道をたどる人々が、大宰府政庁などが建っていた頃の野山の風景を少しでも想像していただけるようにと、平成7年7月から「万葉の花講座」を開催し、万葉植物の勉強をし、実際に苗を植え始めたのがこの会の始まりです。平成21年度よりこの会の名称を「ゆづるはの会」としました。史跡地に彩りを添え、季節ごとに変わる万葉の草花を市民や観光客の方に楽しんで頂いています。

ボランティアの日々の活動をお伝えします

万葉植栽日記

2019年 05月22日
令和元年度 第5回 5月22日(水) 「ヒオウギ・ツワブキ・里芋の植付」 
 年間計画では今日はソバの花、花菖蒲の観賞予定でしたが、残念ながらまだ観賞できるほどの花は見られず・・。ということで、政庁跡の八つ橋花菖蒲園での株分け作業を考えていましたが、こちらもまた時期的に早いので、「花がどれだけ咲くか見た後にしましょう。」ということになり、今日は植栽畑(育苗園)・野草園の手入れをすることにしました。集合挨拶時に姫野さんから観世音寺裏の花菖蒲園の草取をお願いしたいと要望があり、1時間だけ作業をすることにしました。株の周りだけですが、ネコジャラシ?を主体に雑草が株に絡みついて生えていました。抜き取るときに種がはじけて、草取でなくむしろ種蒔をしているようで、今後が心配になります。時間内で全体は取りきれませんでしたが、それなりにきれいになりました。
 植栽畑では並行して、里芋の植付を大田さんと山内さんがしてくれました。種芋は例年大田さんが持ち込んでくれ、古代食の材料としておいしくいただいています。また、職員の桑野が自宅で種から育てたヒオウギの苗をたくさん持ってきました。斉城先生と苗床をこしらえ、植付けました。まだたくさん苗が残っているそうで、後日野草園を含めて植え付けることになりました。
 花菖蒲園での草取作業を終えた人は続けて、野草園で雑草取りや斉城先生が山で採取されたツワブキを植え付けました。5,6株をグループにして、2カ所に植え、さらに残りを外周沿いに列植えしました。野草園の中に設けた円形花壇のうち、3か所ほどが何もないので、早急に植え付けるようにしたいと思います。現在の野草園はカキツバタの花が終わり、花はシランだけしか見れませんが、ワレモコウやオミナエシ、カワラナデシコなど順調に育っていますので、秋が楽しみです。また、植栽畑にはベニバナが大きく育っていて蕾を付け始めました。
 新しい枝を大きく茂らせたクヌギノキの下で、坂本八幡宮の氏子である大田さんが新元号「令和」が決定してから大勢の人が坂本八幡宮に押しかけ、その対応に追いまくられた苦労話を聞きながら、お茶を頂きました。また、今度の土曜日5/25の樹木講座-梅ちぎり-を始め、6/4会員日帰り研修、6/8大宰府政庁跡のクリーンデイへの参加を呼び掛けて散会しました。