協会からのお知らせ

(公財)古都大宰府保存協会から、催事や活動の様子などをお伝えします。

水城館

2018年 01月21日
水城館前庭の木々

 特別史跡「水城跡」東門の脇に建つ水城館の前庭に、水城の築造に関係の深い樹木が植えられています。水城を築く際、底部の地盤を補強して基礎を安定させるため、樹木の葉が敷かれました。これは敷粗朶(しきそだ)工法といわれる建築技術の一つですが、この時に用いられたのがアワブキやヤマビワなどの葉でした。
「広報だざいふ2017年10月号」で紹介されたこともあり、見学に訪れる人が増えてきました。水城館ではスタッフが手作りでアワブキ・ヤマビワ・ヤブニッケイ・クロマツなどの名札を付けています。
 今は葉も少なく寂しい見栄えですが、春に向けて暖かくなるにつれ緑も増えてくると思います。ぜひ天気の良い日に水城館へお出かけください。